今回は知能デザイン工学科の澤井先生の研究室にお伺いしました。

【らぼめぐり第四回:澤井研究室】

 

澤井先生は2016年からこの大学にやってきた知能デザイン工学科の先生です。

 

 

今回澤井先生を取材したのは、澤井先生がテレビ出演していたという情報をTPUmarkerがキャッチしたからです。

2016年12月7日、水曜エンタという番組に澤井先生が出演していたというものです。

その真相を追究するべく、我々は澤井先生にコンタクトを取ることにしたのです。

 

澤井先生は、番組内で、シュールストレミングを使った目覚ましを制作したそうです。

さらに、それ以外にも、ソレノイドメーカーのタカハ機工株式会社さんのタカハソレノイドコンテスト、通称ソレコンに様々な装置を応募しているそうです。

今回は、そのバカらしい装置を紹介していただきました。

 

まず、澤井先生が第2回ソレノイドコンテストに応募された「ゴマ塩セパレータ」です。

 

その名の通り、ゴマ塩のゴマと塩を分ける装置なのですが、「ゴマ塩は密度の違いから分離してしまうけど、その瞬間を見てみたい。」という思いから制作したそうです。
つまり、澤井先生はおそらく「人類で初めてゴマ塩のゴマと塩が分離する瞬間を観測した人」ということになります。

ちなみにこちらの装置はソレノイドコンテストでいいね賞を受賞されてます!!

 

次に、澤井先生が第3回ソレノイドコンテストに応募されたくつ下ドロッパーです。

 

ちなみに、木魚モードというものは木魚というものが数千年単位で全く進化していないことから電子化しようと思ったことに由来するそうです。

 

今回は更にこれらのものづくりの根幹にあるものとはなんなのか聞いてみました。

 

ものづくりの目的というものは、本来目的に基づいて「役に立つモノ」を作ることにあります。

澤井先生は、技術が役に立つモノに使われるだけなことが退屈に感じ、ものづくりで「役に立たないモノ」を作ることから始まったのです。

 

 

しかし、このような技術を無駄遣いすることは社会にはまったくもって役に立たないかもしれませんが、エンジニアとしてその過程が役に立つと思われます。

 

今後も役に立たない装置を制作する澤井先生のご活躍に期待しましょう。

 

ところで、記者はすっかり忘れていたのですが、研究室紹介のために訪問したのでした。

 

ということで、研究内容からご紹介します。

 

澤井先生は、人の侵入が難しいところの探索をするロボットについての研究をしています。

救助ロボットの遠隔操作の効率化や、ロボット同士の通信などを行っているそうです。

 

今回は、澤井先生に工房を見せていただきました。
澤井先生の工房は仮設校舎の中にあります。

中には車体と馴染みのあるコンピュータを繋いだ装置が置いてあり、研究課題などを教えていただきました。

通信する上で、より奥深くまで探索させるために必要なことや、複数ロボットの連携など、より現場で実用可能なように研究を行っているようでした。

 

前半の内容とは相まって人命救助にまで貢献するようなロボットの研究をしているというギャップに記者は少々驚きを隠せませんでした。

 

最後に、澤井先生に学生に対する思いなどを聞いてみました。

特に研究室に来てほしい学生としては、優秀であったり、面白いだけでなく、先生にいろんな意味で付き合える学生ということをおっしゃっていました。

記者の印象としても、様々な制作物をYoutubeなどのメディアに露出していく様子を見ると「なかなか暴れている」という印象なので、そのような雰囲気に付いていけるということは無視できないなと感じました。

 

他にも、全体としては、好きなことを考えて好きなものを作ってみてほしいとおっしゃっていました。

さらに重ねてそれを恐れずに外に出していくことも重要だとおっしゃっていました。

 

澤井先生の制作物に興味がある方は是非とも、澤井先生のもとへ訪れてみてはいかがでしょうか。