富山県立大学では毎年2回行われるオープンキャンパスのお手伝いとして県立大学生の参加を募っています。

休日にわざわざ学校に行くなんて面倒くさいそう考えていませんか?

このオープンキャンパスに手伝いとして参加するということは、高校生時代を思い出すことができるので、少し懐かしくなります。

さらに、模擬講義で、普段は受けられない他学科の内容を体験することもできます。

それだけではなく、高校生と一緒に他学科の研究室も見学させていただけます。

ここまでで魅力を感じないとしたら、大学という機関を十分に活用できていないのではないでしょうか?

いろいろな経験ができる機会があるのなら、ぜひ参加すべき!と筆者は思います。

余談はさておき、今回見学させていただいたのは、機会システム工学科の川上教授・木下講師の共同研究室と日比野准教授の研究室でした。

筆者は情報システム工学科(2016年6月現在)に所属していましたから、機械システム工学科の研究内容を知れる機会は貴重でした。

まず前者。こちらは固体力学、材料力学についての研究内容の紹介をされていました。高校生にもわかりやすいように材料力学とは何か、この学問がどのような分野で役に立っているのかを説明され、その後にシミュレーションソフトの紹介をされていました。高校生はとても真剣に話に聞き入っているようでしたが、川上教授はそんな高校生たちの様子を見て、「おとなしいなぁ」と言葉を漏らしている場面もありました。

後者は材料設計加工学の研究室でした。こちらでは実際に世の中で使われている工学製品を高校生に手渡ししながら、部品がどのような場所で使われているか、それを作るまでの過程などを解説されていました。

 工学に興味を持ってもらうには十分な研究室見学だったと筆者は感じましたが、高校生目線だとどうだったのでしょうか。定かではないです。

高校生の研究室への引率を終え、保護者の方からこんな質問をもらいました。

「息子が教師になりたいと言っているんですが、富山大学と富山県立大学のどちらがいいでしょう?」

筆者は、各大学の特色について(筆者の主観ですが)説明した後、どのような教師になりたいのかを聞いて助言をしました。

この質問を受けて、夢を持って大学を選ぼうとしていることを少し尊敬しました。

高校生やそのご両親の質問を聞きながら、自分がどんなことを将来したいと考えているのかを考えるいい機会にもなりました。

ぜひ次回8月6日(土)のオープンキャンパスのお手伝いに参加してみませんか?