今回は教養教育、古澤之裕先生の研究室を取材させていただきました。

研究内容から古澤先生の素顔に迫る内容まで、様々な話を聞かせていただきました。

学生にとって未知な部分が多い教養教育の研究室ですが、その全貌をみていきましょう。

 

【研究について】

本来は外敵を排除する役割をもつ免疫系が、正常な細胞や組織にまで攻撃をしてしまう自己免疫疾患という病気があります。そのような病を引き起こす細胞を抑える”制御性T細胞”をうまく誘導することができれば病気を回避することが可能だそうです。古澤先生の研究室ではその方法を研究しています。先生は講義以外の時間はほとんど研究にあてていて、教養の研究室には大学院生がいないので全て一人でやらなければならないそうです。しかし理化学研究所にいたころは、朝七時に出勤し終電を逃して歩いて帰ると三時になるというさらに忙しい生活を送っていたとおっしゃっていました。

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【古澤先生について】

そんな仕事熱心な古澤先生ですが大学生時代には金髪だったそうです。というのも訳があり金髪にすることで、”見た目がこんなだから仕事や研究はしっかりやろう”とモチベーションを高めていたとのことです。現在は黒髪に落ち着いていますが、金髪当時から現在に至るまで「バンドとかやっているんですか?」とよく聞かれるそうです。そのときには「トライアングルくらいならできますよ」と返すのが定番だそうで、ギターは壊すことくらいしかできないよと話していました。

 

 

古澤先生の部屋でお話を伺ったあとには研究室へも案内していただきました。

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この写真の装置は”単一細胞解析装置”というもので約880万円します。

この装置では、1つの細胞を解析し細胞分裂の過程などが分かるそうです。

その他にも研究室には、世界で一番最初に培養されたがん細胞などもあり、研究の奥深さを知ることができました。

 

ここでは書き切れませんでしたが、ほかにも多くの話をしていただきました。

是非とも、興味を持った方は研究室に直接訪れてお話を聴いてみてはいかがでしょうか。