「なんか知らない学生からメール来た。あれこの人送り先間違えてない?僕は大学事務局じゃないよ!」

ということに心当たりがある人はいますか?

いますね。富山県立大学の学生の多くは下記のメールが送られてきたと思います。

どうして関係のないメールのやりとりが私たち学生に送られてきたのでしょうか?決して、このメールの送り主が学生みんなのメールアドレスにわざわざ送信したわけではありません。

この5月12日のプチ事件には、「メーリングリスト」というシステムが深くかかわっています。深くというかストレートにメーリングリストが原因です。

というわけで、今回はメーリングリストについて簡単に解説していこうと思います。

「メーリングリストとは何か

メーリングリストは、ある特定のメールアドレスにメールを送ると、あらかじめ登録されている人全員にそのメールが送信されるシステムです。

この時、登録されている人にメールを実際に送っているのは、送信者本人ではなく、特定のメールアドレス(メーリングリスト)が送っていることになります。

このシステムは、登録すれば簡単にグループ全員にメールが送信できるという利点から、大学以外にも企業・行政などでも使われています。

今回のプチ事件の例では、学生全員に学内行事などのお知らせを送ることができるということで作られたメーリングリストとなっています。

企業では、社員全員にメールだったり、お客さん全員にだったりと活躍するシステムです。

では、メーリングリストから送られてきたメールに素直に返信するとどうなるでしょう?

もしもこの返信のあて先が、メーリングリストのメールアドレスになっていたら、その返信ももちろん登録者全員に送信されることになります。

しかし、メーリングリストから来たメールには、送信者、つまりは差出人のメールアドレスがしっかりと載っています。そのため、差出人をしっかりと確認し、その人に対して返信を送れば、全員に返信されることはありません。

今後、メーリングリストからメールが来ても素直にメーリングリストに返信するのはやめるようにしましょう。