こんにちは、今回この記事を担当する安井です。

みなさんはこんなポスターをご覧になったことはありますか?

 

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今回、このポスターの真ん中に書かれているドンドンマスマスとはなんなのか、大学事務局 企画グループの林 優美子さんにインタビューしてきました!

 

 

余談ですが、僕はドンドンマスマスと聞いて、太鼓の音を聴きながら鱒を食べるとても愉快な絵面が浮かびました。

 

 

ドンドンマスマスってなに?

 

その前にドンドンマスマスとはどこにあるかご存じでしょうか?

 

実は今、富山地方鉄道(株)の富山高岡間の路線にて、富山県立大学の名前とドンドンマスマスを側面に載せたラッピングバスが走っています。

このバスは来春2017年3月頃まで走行する予定だそうです。

それ以外にも、富山駅構内や、富山市役所前バス停などにはこのポスターが貼られているそうです。

また、小杉駅にも貼られていましたし、学生さんへのPRとして大学構内にもたくさんありますね。

 

では本題に入っていきましょう。

まず、ドンドンマスマスとはそのようなお祭り的な愉快さというわけではなさそうです。

富山県立大学の大規模な拡充計画を表して

「どんどんますます大きくなる!」

という意味が込められているそうです。

 

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ただ、僕もぼんやりとしか憶えてなかったのでここに大学の拡充計画をまとめてみました。

 

2016年 機械システム工学科の定員が10人増える。複合材料分野を強化
同年 知能デザイン工学科の定員が10人増える。ロボット関連分野を強化
2017年 情報システム工学科が定員を30人増やして、電子・情報工学科に名前を変える。
同年 生物工学科から薬品関係に強い医薬品工学科を分断し設置(定員35名)
同年 環境工学科が定員を15人増やして、環境・社会基盤工学科に名前を変える。
2020年 看護学部を設置(予定)

 

これが拡充計画の全貌とのことです。

計画は全体として定員が来年までに100人増えることになります。

それに備え、大学の設備、具体的にはアクティブラーニングスペースやオープンラボ、学生や県民の憩いと交流の場を充実させようということも計画されているとのことでした。

 

来年には学科名まで変わってしまい新カリキュラムになる現情報システム工学科と現環境工学科ですが、これは一体どういった経緯なのか訊いてみました。

 

なんで情報システム工学科と環境工学科は定員を増やして名前を変えるの?

 

まず、定員をドンドンマスマスすることに関しては前から視野に入れられていたことだったのですが、具体的にどんなドンドンマスマスかに関しては企業ニーズを強く反映したそうなのです。

富山県はとても産業が盛んな地域で、就業人口の第2次産業の比率は1/3にも達します。これは全国トップクラスだそうです。

富山県立大学は地元企業に就く強い人材を育成するためにあるべきだという考えに基づき、地元の企業ニーズを強く反映することを目指した拡充というこです。

 

つまり、情報だけでなく電子工学も扱うのは富山県にそのような人材が必要だから、そして定員が80人にも達するのは富山県で情報工学や電子工学に長けた若いエンジニアがどんどんますます求められているということなのです。

そして、環境工学科もまた、社会基盤工学に関する分野を強化するためにも環境・社会基盤工学に名前を変えます。

これは地域発展において、富山県がどんどんますます住みやすい環境になるために強い人材を育成することを目的としているということになります。

 

さらに、生物工学科から分断されるようなイメージで新たに医薬品工学科というものが設置されました。

まず、どうして薬学部じゃないの?

 

 

薬都 富山

 

富山県はそれはもう、江戸時代から薬を作るところとして有名でした。

それは現代においても続いていて、医薬品生産金額としては全国2位を誇ります。

 

 

 

富山県には薬品を開発する科学者だけでなく、医薬品を生産する技術者も必要なのです。

医薬品工学科はこの薬を効率的に生産するシステムの構築などに長けた知識を持つ技術者を育成するために新たに設置されることになりました。

もちろん、医薬品工学科では薬品の開発を行うような人材も育成しますが、それだけではなく、技術者も育成することによって富山県から効率的に薬を生産していけることになると考えられているわけです。

 

医薬品工学科もまた、富山県に重要な人材を育成していくことになるでしょう。

 

如何でしたでしょうか、

今、富山県立大学は富山県の企業にバカウケなナウなヤングを育成していくためにドンドンマスマスしようとしています。

その背景の一つに富山県から人がどんどんますます流れていってしまうことにあります。

富山県の就労人口を維持するためにも、そして富山県の学生たちが学びやすい環境を用意するためにもドンドンマスマスすることとなりました。

 

富山県立大学は今確実に良い方向へと進もうとしています。

我々は在学生としても拡充計画へドンドン意見を唱え、富山県立大学をマスマスいい大学にしていきましょう!