10月6日、燃えるように暑い夏の日々が突然、燃え尽きたかのように草木も枯れてゆく秋。
指が足りないほど荒れ狂う空が通り過ぎて、気温は錐揉みする紙飛行機のように不安定に急降下していきます。

 

そんな秋が僕を待つものは、涼しい風とキレイな空くらいのものですが、稲作が盛んな富山では収穫の時期。
地域では幾つもの収穫祭が開かれているとのことです。

 

ある日、いつものようにツーリングをしていると広大な空の下、赤いコンバインが朱夏を迎えている稲たちに召集を掛けているところでした。

射水の田んぼ
<小杉駅北西方向にて、空と田畑を隔てるのは北陸新幹線>

 

秋という季節を迎えたからには扱いたいネタとしては、「某の秋」です。
大喜利ではないのですが、僕はつまらないことにいつもと変わりなく、「読書」に代わり、「風物詩としての読書」をするだけです。
特に好きな季節がない僕ですが、秋は花鳥風月を楽しみたい時期ではあります。
最も、風物詩で有名なものでは「食欲」「芸術」「スポーツ」「読書」などと言われている程度ですので、僕は独自に「花鳥風月の秋」を楽しむことにします。
ところで、この風物詩で個人的に一番不可解なのは芸術です。本職の芸術家などはむしろ食欲を語りそうなものですし、自分は、秋だからという理由で絵を描こうと思ったこともありません。

毎年サザエさんでも取り上げられる「なんとかの秋」ですが、未だに僕にとっては疑問の一つですね。

 

 

それでは、そんなつまらないことを考えてたら秋が終わってしまいます。

皆さんもこの短い秋を満喫しましょう。